ママのミカタ、コドモのミカタ
子育て支援フリーペーパー『はっぴーママ石川版』で連載中のコラムを掲載しています。
支えてくれる人はすぐ近くにいます。
少し勇気を出して、外へ出ましょう。
子育ての幸せ、きっと発見できますよ!
子どもの育ちは一人一人異なり、子育ても人それぞれ。育ちの過程では、たくさんの悩みが出てきます。「どうしたらいいの?」と悩めば悩むほど気が重くなったり、「これではダメ!」と、子どもの足りないところを見つけて、「あそこを直さないと」 と、マニュアル通りにわが子を育て上げようとしたりしていませんか。
子育てに悩んでいるママ、一人で悩まず、大切な子どものために勇気を出して外に出てみませんか。今は、行政も子育て支援に力を入れているので、保育園や支援センターなどでいろいろな催しがあります。最初はそういう所に出かけて、近くにいる人とちょっとお話してみてください。何度か通ううちに、顔なじみとなり気軽に会話ができるようになってきます。その後はどちらからともなく「一緒にお昼でも…」。そしてお付き合いの始まりです。ママ友もできて、明るく元気でイキイキ!ステキな子育てを実践しましょう。
赤ちゃんが1歳になれば、ママも1歳というように、一緒に成長していけば良いのです。誰だって壁にぶつかり、時には悩み、落ち込み、涙するのです。そんなときに支えてくれる友達がいると、とても心強いですね。たとえ友達づくりが苦手でも、いつも楽しそうで、ニコニコ笑顔のママ、無理をせずあるがままの自分に満足しているママを見ている方が、子どもは安心できます。大丈夫、何といっても「ママは強し」です。
ママにとって子どもはかけがえのない宝物。その宝物を傷つけてしまうのではなく、さらにステキに輝かせてあげましょう。それが母親の役目ではないでしょうか。「子は親の鏡」といいます。ママが難しい顔をしていれば、子どももきっとそうなるでしょう。ママが笑顔を絶やさないで見守り育てていれば、子どもは必ず心の豊かな子に成長してくれます。ほんの少し気持ちを楽に持つだけで良いのです。深く考え過ぎる事はないのです。ママがママとしていることが大切なのです。
乳幼児が感染しないよう注意しましょう
大人は症状が軽くても幼い子どもは要注意
例年、冬場に流行する感染症です。今年は7月ごろから過去にない勢いで患者数が増加していて、この冬の大流行が懸念されています。新生児期から3歳ごろまでに、ほぼ100%の子どもが一度は感染すると言われています。発熱、鼻水などの風邪症状で始まり、感染が下気道に拡がると細気管支炎・肺炎を発症、喘鳴や浅く速い呼吸、無呼吸発作(新生児)といった重篤な呼吸症状を引き起こすのが特徴です。特に6カ月未満の乳児、早期産児、呼吸器や心臓に疾患のある子は重症化しやすく、入院して、人工呼吸などのケアが必要な場合もあるので要注意です。RSウイルスは一生のうち何度も感染を繰り返します。小中学生や大人がかかった場合、症状が軽く普通の風邪と区別がつきにくいため、家族に感染者がいると、乳幼児にはより身近な感染源となってしまいます。
特効薬はないので手洗い・うがいで予防を
特効薬はありません。したがって重症化しやすい乳幼児を、いかに感染から守るかが重要です。流行期の注意点は 1.家族全員の手洗い、うがいの徹底 2.風邪をひいたら乳幼児に近づかない 3.人ごみを避ける 4.受動喫煙を避ける (タバコの煙は気道を刺激し咳症状を悪化させる) 5. シナジス(RSウイルスに対する免疫力を高める薬剤)の予防投与 (早期産児と慢性肺疾患・先天性心疾患のある子にのみ適応)。また感染すると喘息になりやすいとの報告もあり、予防が第一だと言えるでしょう。
田丸 陽一 先生
田丸小児科医院 副院長
金沢医科大学を卒業。金沢大学医学部小児科学教室に入局。石川、福井両県の公立病院をはじめ金沢医療センター小児科を経て、2005年から現職。
体操で機能を高め、予防しましょう。
尿失禁、原因は出産などによる骨盤底筋群の緩み
女性の骨盤内には膀胱・子宮・直腸といった臓器があって、その臓器は骨盤底筋群が支えています。この骨盤底筋群が、加齢や出産(特に多数回)、肥満、便秘、骨盤内の外科的手術などによって緩むと、臓器の位置が変わり、そのためにさまざまな問題が起こるようになります。その代表が 1.腹圧性尿失禁 「お腹に力を入れると尿がもれる」 2.骨盤内臓器脱(性器脱)「腟から膀胱・子宮・直腸などの臓器が下がってくる」 と呼ばれる疾患です。
予防には骨盤底筋体操
気になる場合は受診して

米国では約3人に1人の女性に何らかの尿失禁があり、その多くが腹圧性尿失禁だといわれています。日本では10~46%程度いるだろうと報告されているので、これらの病気に悩んでいる方は決して少なくないのです。
予防には骨盤底筋群になるべく負担をかけないことが一番ですが、多くの女性は産後も1日中子どもの抱っこなどで、なかなかそのようなわけにはいきません。骨盤底筋群の脆弱化は女性の宿命とも思えるほどです。
最も簡便で唯一の予防法として骨盤底筋体操があります。この体操では肛門挙筋および尿道、周囲、腟周囲の尿道括約筋を意識的に締めたり緩めたりします。また金沢大学附属病院では、女性が周りを気にせずに受診できる女性泌尿器科外来(女性のみが受診できる時間)を運営しています。看護師、受付、検査師はすべて女性です。一人で悩まずに、受診してください。
浦田 聡子 先生
金沢大学附属病院泌尿器科医員 女性外来
金沢大学医学部卒業。2011年4月から現職。日本泌尿器科学会会員。日本女性骨盤底医学会員。
幼児期はゲームよりも
人と直接関わってほしい
ゲームをすることによる脳への影響についての研究は、賛否両論あり、実証性はまだ低いようです。ですから、「発達的に良い・悪い」というお答えはできません。今回は、私の個人的考えの強いものになりますので、ご了承ください。
私の上の娘も、小学校に上がるころゲームを欲しがりました。同級生では、年中組ぐらいで持ち出す子もいて、「みんな持ってるから、買って~!」と常とう句を言って。ねだられると買ってやった方が楽なのですが、私はその時買い与えませんでした。理由は4点です。1. 幼児期(1~6歳ころ) は認知の発達段階として、現実(ノン・バーチャル)と非現実(バーチャル)の区別がつかない。例えば、自分は将来ウルトラマンになれると思っているなど。その段階でゲーム (非現実世界) に没頭すると、現実と混乱してしまうのではないか。 2. 幼児期から児童期(1~10歳ころ)は、人との関わり合いの中から"人間関係"を学ぶ時期。直接人と関わることが大事な時期にゲームに興味を奪われ、相手の顔を見るよりもゲーム、お友達との会話もゲームのこと中心なんてもったいない! 3. 幼児期は人生のなかで最も創造性の高い時期。子どもらしい創造性の世界で遊んでほしい。 4. 幼児期は欲求の自己コントロールが難しい段階。そんな子どもに「1日30分だけね」などのルールを守らせることは難題である。コントロールができるようになる10歳過ぎまで持たせないでおこう。
自己コントロールができる
10歳を過ぎてからでも

これらの理由を娘には、「小さいころからゲームしてたら、頭が痛くなっちゃうかもよ。だからおネエちゃんになったらね」 とか、「今はゲームよりもお友達と遊んでほしいな」とか…、伝えるのに苦慮しました。娘からは「10歳になったら考えてくれるんだよね!」 と念押しし続けられ、10歳の誕生日に、もう大丈夫かなと思えたので買い与えました。最初こそ感激していましたが、3カ月もすると「多々あるおもちゃの一つ」 になり、そこら辺に放りっぱなしになっています。
先生のまとめ
幼児期は"人"を学ぶ大事な時期。
嗜好性の高いゲームを与えて人と関わる経験が少なくなることはもったいないと思います。
季節を感じる心は人それぞれ、その時々で異なりますが、自然の営みはいつも変わらず繰り広げられています。
季節の移ろいの中で、「本当に大切なこと」を考えてみませんか。

子どもはスポンジが水を吸うようにすべてを吸収しながら成長していきます。純粋な心には優しく温かな栄養を十分にあげたいものですね。「お金がないと豊かな生活ができない?」「学歴がないと立派な人間になれない?」「物がたくさんあると幸せ?」答えはすべて「ノー」だと思います。
今は秋! 季節の移り変わりにふと気付くとき、それは自分以外の対象に心を向けているときです。見過ごしていた周りの小さなものに心を留めてみると、毎年変わらずに繰り広げられている自然の営みがあります。例えば色とりどりの山肌を見て子どもたちは「お山っておしゃれだね?」って言うかもしれません。季節を感じる心は人それぞれに異なりますが、自然の中で生かされているのは地球上の人類、生物すべてです。
3月に起きた東日本大震災や福島県の原発事故で、私たちはこれまでに想像もつかなかったような現実を目の当たりにしました。地球全域の自然破壊や原発事故は、私たちの豊かな生活を営む中での負の副産物と考えます。私たちは自然の秩序や調和のもとに生かされているということを決して忘れることなく感謝の気持ちを持って過ごしていきたいものです。
仕事やその他のことで毎日が忙しく、子どもたちの心を育てるために費やす時間が減っているのではないでしょうか? こんな時代だからこそ、幼い子どもたちには自然の大切さ・一般的な道徳心や礼儀作法・善悪の区別・命の尊さなど、お金や物に変えることのできないもっと大切な心や精神の持ち方を折に触れて教えていただきたいと思います。
私たち大人もそのような「本当に大切なこと」を忘れたくないですね。






